カープ観戦2016

  • 2016.05.04 Wednesday
  • 16:26
弁護士の村田です。

さて,前回草野球をしてきた記事を書きましたが,今回はそれを踏まえて今シーズン初のカープ観戦に行ってきた話です。

去る4月某日,弊所の所長大本がカープのチケットを入手してきましたので,所内全員でカープ観戦に行ってきた訳ですが,今年のカープはとにかく打つ。
去年これくらい打撃が良ければ普通に優勝を狙えたのではないかとというくらいよく打つ試合で,見てるこちらも飽きない上に,投手のジョンソンも良いピッチングをしており,初観戦ながら素晴らしい試合展開。
正に圧勝!という流れだったのですが,途中から雨が降り始めた上に,試合終盤になると守備もばたつき始め,最初大きく開いていた点差も気が付くとあわや逆転というところにまで。
余裕の観戦がなぜか手に汗握る緊張の展開になってしまい,詰めが甘いところがカープらしいと思いながらも,なんとか勝ち切り,初観戦は無事白星で終わりました。

やはり事前に草野球に行ってからプロ野球を観戦しますと,プロのすごさが如実に分かるってものです。
という当たり前の感想だけで終わると本ブログがただの日記になってしまいますので(もうすでにただの日記になっている感は否めないですが),最後にプロ野球観戦にちなんだ法律の小話を一つ。

プロ野球を観戦していると,気を付けておかないといけないことの一つにファールボールがあります。
硬球がすごい速さで飛んでくることがありますので,下手に避け損なうとそれこそ大怪我をしてしまいます。
では,万が一ファールボールが当たって怪我をしてしまった場合,球団に責任が生じるのでしょうか。
実は,この点を争った裁判例もございます。

平成27年3月26日札幌地裁で判決が出た裁判ですが,日本ハムファイターズの試合を観戦中の女性が,家族の様子を見るため目を離した隙に飛んできたファールボールが顔面に直撃し,右目を失明する大怪我を負ったことから,日本ハムなどに対し安全配慮義務違反を理由に損害賠償を求めたという事案で,札幌地裁は,観客に常に試合から目を離さないことを求めるのは現実的ではないとして,注意喚起があるにせよ,ドームの設備に安全性を欠いていたことを理由に4190万円の損害賠償を認めました。

このように,札幌地裁は,観客が目を離した隙にファールボールがぶつかったとしても球団に責任があると認めた訳ですが,かかる損害賠償が認められることになってしまうと,球団側からすると,上記のような事故が起きないよう全面防球ネットを張ることになってしまい,野球観戦の臨場感が損なわれることになってしまいます。
観客側の中でも,そんなことはけしからん,注意喚起をしている以上それでもファールボールにぶつかるのは自己責任だ!と主張する人も多いことでしょう。
当然,日ハムも上記判決を良しとした訳ではなく,控訴をして現在札幌高裁にて係争中となっています。
が,どうも和解は決裂したらしく,今年の5月20日に札幌高裁にて判決が出る予定となっておりますので,どのような判決が出されるのか,プロ野球観戦を楽しみにしている人にとっては非常に注目の裁判だと言えますね。

皆さんだったら,どう考えますか?

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